今回の東京遠征はユースの観戦が本命である。フタには悪いけれど、JOMO CUPはついででした。福島のJヴィレッジでの予選・準々決勝の戦いを本家ガンバによる意気消沈回復材料として、日々楽しみにしていた。予選は4チーム×6グループの24チーム。ガンバは鹿島・名古屋・川崎FのCグループに入っていた。ガンバユースはグループリーグを全勝で勝ち上がり、準々決勝は強豪広島ユースを押しのけてE組トップで勝ち上がってきた三菱養和である。この試合も大塚、宇佐美、原口の3ゴールで勝利し、危なげなく?準決勝に進出してくれた。
準決勝の相手は、セレッソ大阪U-18(プリンスリーグ関西でガンバが苦杯を舐めた相手)を2−1で下した柏レイソルU-18。本大会断トツの優勝候補である。相対的に考えても、ガンバより強いはずだ。多分、三連覇を狙いにいくとコメントしている松波監督もそういう意識があったのだろう。何と言っても注目は、この大会がガンバユース最後になる高校1年生の宇佐美選手。気のせいか昨年より試合前のカメラマンも観客も多い。

布陣は以下(敬称略)
GK 森廣1 (高3)
DF 山田12 (高1) 内田2 (高2) 菅沼4 (高3) 岡崎8 (高3)
→臼井
(高3)
MF 大森20 (高1) 水野5 (高1) 田中6 (高3) 宇佐美10 (高1)
→神門 (高3)
FW 原口11 (高1) 大塚7 (高3)
(青字は2007年レギュラーではなかった選手)
このメンバーは6月にプリンスリーグのミニ大阪ダービーで観たものとは変化している。MF大森とFW原口の1年生が先発している。そして田中と内田が先発に復帰している。
試合内容は用心して守備的だったガンバが、セットプレーの失点から攻勢に出るという展開であった。しかし、柏のポッゼションをキープするパスワークにスタミナを費やして、同点には至らなかった。敗戦の原因は、昨年の安田晃大のようなボールを攻撃的に捌く選手がいないこと。試合途中で大塚(シュート0)と宇佐美がその役を時々肩代わりしていたが、それではガンバの前線でのストロング・ポイントが消える。
残念ながら決勝には進めなかったが、管理人的には明るい材料を見つけた。松波監督がガンバ大阪ユース伝統の判で押したようなポストプレーを捨てたことだ。その転換の役割を果たした選手が二人いる。1年生大森と原口。原口は後半スタミナが切れて消えてしまったが、ガンバユースにいない(トップにもないが)仕掛ける心を持ったFWである。最も今までにない攻撃パターンをユースに持ち込んだのは大森。オフ・ザ・ボールで斜めにランニングできる選手である。今日はボールが来なかったが、サイドハーフに位置しながら絶えず裏を狙っている果敢な選手である。きっと来年はこのタイトルを取り返してくれるはずだ。宇佐美と大塚が抜けても、今日はサブにも入らなかった司令塔候補の望月がいる。

試合後うなだれて、3位表彰を受ける3年生
(大塚君だけは、そうでもなかったけれど・・・)